2023年の始まりに

 

2023年も新型コロナと共に明け、緊張度は多小和らいだものの感染対策を怠らないウィズコロナ生活が続いています。2年前の2020年1月に、中国から帰国した神奈川県在住男性の新型コロナ感染が初めて報告されてから3年が経過しようとしています。この間、市民は新型コロナ感染症対策を最優先とした生活様式に従い、抑制的な行動に努めてきました。感染者は増減をくり返し、変異株に対応したワクチン接種は5回を重ねていますが、終息するかは未だ不明のようです。

「行動制限はしない」ウイズコロナのため、運動時や体調を考慮する場合があるものの家の外ではほとんどの人がマスク装着です。また、文部科学省が学校給食の「黙食不要」を通知しましたが、経験がない3年生までの生徒たちは戸惑っているようです。小学校入学時からクラスのお友達も先生方もみなマスク装着、給食は黙食で始まりました。本来であれば授業とは違い楽しみでもある給食ですが、当時、2020年入学の給食が始まったばかりのある児童に「給食はどう?」と聞いて見たところ、即座に「給食は黙って食べなければいけないんだよ。おしゃべりしてはダメなんだよ。」と厳しい口調の答えが返ってきました。おしゃべりや笑いあったりすることなく給食を経験してきた、現在3年生までの生徒たちの本当に楽しい給食は、はたしていつになったら実現するのでしょうか。