新たな任期
2019年の統一地方選挙で再度、伊勢原市議会の議席をいただきました。5月1日からは新たな任期がスタートしています。
現在取り組んでいる課題のひとつは、小中学校での手洗い用洗剤を純正せっけんにすることです。昨年夏頃から、市内の子育て中のお母さんたちと小中学校での手洗い用洗剤について共に意見交換をするようになりました。「学校では1日に何度も手洗いをするが、合成洗剤では洗浄力が強く子どもの手が皮膚切れを起こす。純正せっけんを使用して欲しい」との声を聞き、教育委員会に働きかけ協議を重ねるようになりました。はじめに市内の4つの中学校と10の小学校で手洗いに使用されている洗剤の調査を依頼しました。伊勢原市教育委員会では2011年に『学校運営上の化学物質製品使用にあたっての配慮に関するマニュアル』を策定し、その中では「手洗い用せっけんは、極力純せっけんを使う。」と明示しています。しかし、調査結果では、手洗い場で純せっけんを使用していない学校は、小学校で8校、中学校では1校、なんと小学校は8割が純せっけんを使っていないと言う状況でした。調査結果に対しては合成洗剤や純せっけんに関する資料を提供するとともに、今後に向けて要望書も提出しました。また、2019年3月議会の一般質問でもこの問題を取り上げ、マニュアル策定から8年が経過しているにも関わらず純せっけんの使用が徹底できない現状について見解を聞きました。
教育長からは、「マニュアルに従い、できるだけ早い時期にすべての小中学校で手洗い用の石けんは純せっけんを使用できるよう最大限務めていく。」との答えがあり、さらに「使用状況についても検証を行う。」との文言も付け加えられました。
子どもたちの健康や環境に配慮して、今後はすべての小中学校で速やかに純せっけんが使われるように、また、使い続けられるよう保護者の方々と見守って行きます。