学習に困難のある児童への支援について

2019年1月28日 00時56分 | カテゴリー: 活動報告

小中学校で通級指導を受ける子どもは、2007年度に約45,000人であったのが、2017年度では10万9,000人となり、10年で約2.4倍に急増、中学校に限ると5.5倍に増えていることが1月21日(月)の新聞(朝日)で報道されました。通級指導とは、通常の学級に在籍する軽度の障がいがある児童に対して、特性に応じた個別の指導を行うことです。伊勢原市12月議会で学習に困難のある児童への支援について質問したところであり、市内では通級指導教室の整備が一部の学校に偏っている事が以前から問題となっています。しかし、新聞記事においても校内で通級指導を受けられる公立小学校は全体の22%であり、他校に通うか、希望しても受けられないケースも多いなど、伊勢原市内では小学校10校中1校のみでの実施と同様、全国的に公平な学習環境となっていない実態がわかりました。

 

また、読み書きに困難のある児童の学習に一定の効果があると評価されている『マルチメディアデイジー教科書』の導入について、どのように考えているのか質問しました。デイジー教科書は、伊勢原市を含む全国の教科書センターにサンプルがあり、データをパソコンやタブレットに取り込み、通常の教科書を画面に映し出し、音声で読み上げるもので、どこを読んでいるのかがわかり、文字が読みにくい児童の手助けとなります。しかし、パソコンやタブレットと言ったIT環境整備は、必要との認識であっても予算上の制約から迅速には進みません。しかし、県央八市の自治体での導入状況を調査したところ、相模原市、大和市、海老名市、座間市の4自治体が導入しており、読む事への抵抗感、苦手感、嫌悪感が減り、関心、興味が出てきた、文章の理解が良くなり、読める漢字が増えた等、学習上の課題を解決することが出来るなどの好ましい評価が出ています。学習に困難のある児童にとって、小学校生活の学習のスタートにおける困難は、これからの長い学校生活を考えると早急に解消される事が重要であり、優先されるべき事ではないでしょうか。学習に困難のある児童が楽しく勉強できる環境の整備を迅速に進めるべきです。