9月議会一般質問 子どもたちの環境「子どもの甲状腺がんについて」

2018年10月16日 23時29分 | カテゴリー: 活動報告

9月議会一般質問では、子どもたちの環境について、東日本大震災・福島第一原子力発電所事故により放出された放射性ヨウ素等の影響について、どのように考えているのか質問しました。

東日本大震災は、自然災害に極めて大規模な人災が重なり、目に見えない放射線の健康への影響が大人より子どもたちに長期に及ぶ事が問題であり、心配な事です。事故直後に放射性ヨウ素が拡がったとされる1都15県の対象地域としては神奈川県も含まれます。事故以来、福島県では県民健康調査を行い、18歳以下だった全県民38万人を対象に、放射性ヨウ素等の影響による小児甲状腺がん検査を実施しています。伊勢原市は、子どもたちの健康への影響をどのように考えているのか、質問しました。

平成26年12月の国の専門家会議の中間取りまとめでは、平成23年3月26日から30日に福島県いわき市、川俣町、飯館村の0歳から15歳までの子どもたち、合計1080人の甲状腺検査を行ったところ原子力安全委員会の基準を下回っていたため、他の地域の子どももリスクの高まる被爆線量は受けていないと推測したとの事です。しかし、放射線の影響は現段階で完全に否定できず、影響評価には長期の情報の集積が不可欠であるため、今後も甲状腺検査を継続すべきとの考えも示されました。では、伊勢原市はどうするのか、答えでは、因果関係がはっきりしなため福島県民調査の結果を注視するに留まり、甲状腺がんについては学校保健安全法の規定にもないと明言しました。

しかし、甲状腺がん治療を受ける子どもたちへの医療助成を行う団体である『3・11甲状腺がん子ども基金』は、神奈川県からも4人に給付していることを公表しています。福島県内の子どもたちは健康調査で早期発見が可能ですが、県外では重篤化する傾向にあると指摘しています。事故後、放射性ヨウ素のブルーム(雲)が神奈川県でも拡がったことを踏まえ、将来ある子どもたちのためには、予防原則の観点からの健康観察が重要と考え、要望しました。