ヘイトスピーチは許さない!

2018年9月3日 11時19分 | カテゴリー: 活動報告

 

「根絶!ヘイトとの闘い-共生の街・川崎から-」と題し、8月30日ヘイトスピーチを許さないかわさき市民ネットワーク事務局の山田貴夫さんから、取り組みについての報告がありました。

川崎では、2013年5月から2015年6月にかけて、川崎市役所近隣から駅前までの間で、ヘイトスピーチを発するデモが10回実施されました。ヘイトスピーチの内容は、人権を深く傷つける暴力的な内容で聞くに耐えない言葉の数々です。しかし、行政は現場に行くこともなく、調査もしなかったことに市民は思いを奮い立たせ、2016年1月23日、ヘイトスピーチを許さないオールかわさき市民集会を、300人が集まり結成しました。3月には、市がヘイトスピーチ規制などの法整備を求める要望書を国に提出、川崎市議会は「あらゆる差別の撤廃に向けた街づくりに関する決議」を採択するなどの動きがあり、さらに5月には川崎市長に対し162の賛同団体により31,553筆の署名を提出、ついに5月24日国会で、ヘイト解消法が可決成立しました。また、川崎警察にヘイトデモに許可申請を出さないための要請や在日コリアン多住地域・桜本への半径500以内に接近禁止命令を求める仮処分申請、インターネット上の対策等、数々のヘイト根絶の闘いを川崎市民は続けていますが、行政の対応は曖昧さが目立ち、2017年3月25日、日本第一党による講演会が川崎市総合自治会館で開催されてしまいます。

一方、国連の人種差別撤廃委員会からは、日本における人種差別行為や人種差別事件が継続していることや適切な法的救済を可能とする人種差別禁止特別法を未だに制定していないことに対する懸念が示され、採択するよう勧告されています。

さらに、2019年統一地方選においては、保土ヶ谷・相模原・川崎区で日本第一党からの立候補が予告され、人権侵害と暴力的な表現が公然と行われることが懸念されます。人間の尊厳と平等を否定するヘイトスピーチは、「政治活動であっても憎悪、侮辱、暴力あるいは差別の扇動を伴ってはならない。」との人種差別撤廃委員会からの勧告の通り明確に禁止されるべきです。