「もったいない」から「ありがとう」へ~フードバンクかわさきの取り組み~

2016年9月14日 22時56分 | カテゴリー: 活動報告

9月10日(土)、NPO法人WE21ジャパンちがさき(WEショップちがさき)が開催する「貧困なくそうキャンペーン2016」の事前学習会へ参加しました。講師はフードバンクかわさきの代表であり、DVや虐待などの当事者支援に取り組む高橋実生さんです。

フードバンクとは、食品メーカーの製造工程で発生する規格外品などを引き取り、福祉施設等や困窮状態の個人に無料で提供する活動です。食べられるものを廃棄せずに福祉のために役立てることは、廃棄を抑制する事で行政や環境の負担軽減に資する事となります。

日本国内では、食品メーカーの納品期限が米国やヨーロッパとの比較では、短く設定されているため多くの食品ロスが発生し、年間500~800tにものぼり、そのうち家庭からも200~300tが捨てられているのです。賞味期限と消費期限の違いを正確に理解することや、消費者として意識を変えて食品ロスを削減することが求められます。

高橋さんは、日本国内では貧困や生活困窮が見えにくく周囲が気づかない事も多いが、就学援助世帯は上昇傾向にあり、生活保護基準以下の低所得で受給していないケースが80%もいることを指摘し、現代社会では誰もが当事者になり得ると警告しています。フードバンクかわさきの活動は「餓死者や自殺者を出さないため、食品だけでなく笑顔やハートを届ける。社会保障につなげる」ことなどを目標にかかげて、日々活動しているそうです。

WEショップちがさきは、2014年、2015年の10月を実施期間に決めて、各家庭で余っている食品を集めて、「セカンドハーベスト・ジャパン」へ送る活動を実践してきました。今年WEショップ伊勢原もちがさきと同様の活動にチャレンジしようと考えています。貧困や困窮状態に陥る事があっても、支援や社会保障につながりやすい地域社会を築いていきたいものです。