伊勢原市主催の2016年「平和のつどい」について

2016年8月22日 00時33分 | カテゴリー: 活動報告

14086418_1173610779386669_6068560185227050799_o

毎年、8月5日・6日の広島の原爆死没者慰霊式・平和祈念式に派遣された中学生たちの報告を中心に行われる伊勢原市の「平和のつどい」は、本年2016年で30回目となります。この「ヒロシマ平和の旅派遣団」に参加できる中学生は、市内4中学の3年生が応募する「平和作文」の中から優秀賞に選ばれた8名です。今年の8名からも「一瞬で多数の人々を殺戮した現実」に大きな衝撃を受け、また被爆者から直接体験談を聞き、「二度と戦争を起こしてはならない」との決意が表明されました。さらに、広島の中学生との交流からは、「平和な世界を実現するために自分たちができること」として、原爆や戦争について考える「平和のウエブサイト」を立ち上げるとの若い世代らしい報告がありました。サイト閲覧の広告収入を紛争地へ寄付しよう、との一歩先を見通している提案には驚かされると共に平和を願う真剣な気持ちへの共感を覚えました。

以上の中学生による報告に先立っては、1993年(平成5年)に制定された「伊勢原市平和都市宣言」を参加者全員で唱和するプログラムが構成され、この伊勢原市の「平和のつどい」の開催に関わる企画運営委員会をはじめ他の協力団体や個人の平和への強い志が伝わるものです。

一方、市民団体が参加できる展示コーナーでは、私たち「平和を考える会・伊勢原」も2009年から「神奈川県内の米軍基地」「沖縄の米軍基地」「原発」「ガザ紛争の子どもたち」「オスプレイ」「憲法は権力を縛るもの」など独自のテーマで発表を行ってきました。しかし、2015年には市が展示を中止し、本年は復活したもののテーマを市が「第2次世界大戦」に限定するなど、市民の発表の自由が損なわれたものとなっています。「憲法で言論・表現の自由が保障されているのに~」と最近の「ものを言いにくい空気や、忖度が人々の口を重くする」と指摘する新聞報道もあります。

自由を制限して、本当の平和が実現するのでしょうか。市は、憲法に立ち返り、市民の自由を制限するべきではありません。

14047390_1173619352719145_3326251566394388380_o