電磁波のリスクを知ろう!

2015年11月11日 17時02分 | カテゴリー: 活動報告

 この20年間で急速に普及した携帯電話やスマホは、その台数が今や日本の人口12689万人(201510月)を超えていると言われています。通信機能やゲーム機能に加えてPC機能も合わせ持つ携帯電話・スマホの利便性の高さは言うまでもなく、若い世代での普及率は圧倒的です。しかし、若い世代が携帯電話・スマホを使う時間が長くなっている傾向や、過度の依存による様々な弊害が指摘されています。また、携帯電話やスマホからは生体に害を及ぼす可能性がある電磁波が発生していますが、それ以外に家電機器からも発生している事例もあり、私たちの生活はかつて経験したことがないような電磁波が溢れる環境となっています。電磁波の害がどのようなもので、具体的には何に、また、どのように対処するべきなのかは情報が充分ではありません。1029日NPO法人市民科学研究室代表の上田昌文氏を講師に迎えて、私たちの生活の中における電磁波の問題について特に子どもたちを守るための視点から学習会を行いました。

 

 電磁波は低周波と高周波に大別され、高周波は10Hz位から300Gz位までの周波数帯の電磁波(電波)を指し、無線通信、電子レンジ、レーダー等から発せられています。それに対し、低周波は50Hz60Hzで家電機器から発生している電磁波ですが、制御機能を高める内蔵インバーターが入っていることで電波としての利用ではなくても10Hzの電磁波が発生するという意図しないものもあり、注意が必要です。他にも携帯基地局、IHクッキングヒーター、コードレス電話、無線LAN・無線インターネット(Wi-i)、スマートメーター、TV・ラジオの放送電波などが電磁波の発信源となっています。携帯・スマホは一日中身につけている状況にあり通話は頭部に密着させて使用するため電磁波の強度と曝露量が圧倒的に大きくります。長時間の使用で脳腫瘍になる可能性があるとWHO(世界保健機関)が警告している他、白血病、がん、染色体異常、DNA損傷等が指摘されています。欧米では子どもの環境については規制を設けて予防措置を取る国々が少ありませんが、残念ながら日本では何の規制もなく、報道もされていません。子どもたちの将来を考えるなら、リスクを低減するために何らかの予防的対策や制限を設けることが必要です。スマホでは、ライン等のやりとりがいじめの温床となることや、長時間の使用で睡眠不足等健康的な生活が損なわれる事が指摘されています。講師の上田昌文氏は、使用上の一定のルールを設けることや、人体へ及ぼす影響についての情報を周知し、適切に使用する習慣を身につけて欲しい、と強調されました。

 子どもたちを電磁波の危険から守るために、具体的な情報提供が必要です。