介護の人手不足をどう解決するのか

2015年1月26日 20時52分 | カテゴリー: 活動報告

 2015 年4 月から第6 期介護保険事業計画がスタート します。これまでの予防給付サービスのうち訪問介護 と通所介護が、市町村が中心となって行う介護予防・ 日常生活支援総合事業に移行しますが、多様な主体 で支える態勢の整備が必要です。これは介護保険制度 開始から膨らみ続ける介護保険費用の抑制のためです が、他にも事業者に対する介護報酬が2.27%引き下げ られることが決定しました。  一方、介護現場では全国的に慢性的な人手不足の 状態が続き、伊勢原市においても第5 期計画のとき から離職率の高さが課題となっています。介護の ピークである2025 年に向けて、介護人材はさらに 100 万人必要と言われています。介護労働安定セン ターが実施した2013 年度介護労働実態調査では、介 護職員の月額の平均賃金は約19 万5 千円。全産業 の平均より約10 万円少ない介護職員に対して、処 遇改善加算を月1 万2000 円アップすることが決ま りましたが、これで人手不足が解決するのか大い に疑問です。ただでさえ体力的にも精神的にもき つい仕事内容から、転職する人も後を絶ちません。  女性が家庭内で担っていた仕事は、介護をはじめ保 育にしても低賃金に抑えられているのが現状です。介 護報酬の引き下げは事業者の経営内容にも大きく影響 します。果たして介護職員の待遇改善は実際に図られ るのか、また、サービスの質を維持できるのか、注視していく必要があります。