NPO法人パノラマ  高校生の予防型就労支援にチャレンジ

2014年12月15日 20時29分 | カテゴリー: 活動報告

 神奈川ネットワーク運動の「市民チャレンジ基金」第23期助成団体である『NPO法人パノラマ』は、生活保護や片親家庭である等厳しい背景を抱えた高校生の就労支援に取り組んでいます。平成25年度文部科学省の学校基本調査では、高校卒業後の進路未決定の生徒は全国で5万4千人、全体に占める割合は6.2%です。そのうちフリーターになる生徒は1万3千人、平成24年度の調査では、就職しても1年以内に離職する生徒は3万人を超えるなど高校卒業後の就労状況は極めて不安定です。パノラマの理事長である石井正宏さんは、県立田奈高校の図書室を利用した『ぴっかりカフェ』で交流型の相談を行っていますが、『有給職業体験バイターン』という研修実績で生徒と企業をマッチングする取り組みも進めています。在学中に就労体験ができるバイターンは、経済的に厳しい環境の生徒が収入を得ながら職業教育を受け、正規雇用を目指すことができます。また、企業が面接なしで受け入れる『働きっぷり採用』は生徒にとってのハードルを除き、努力を評価してくれる企業と出会えることで、自信と成長をもたらす好い機会となっています。

 伊勢原市では、平成24年度の高校卒業後の進路未決定者は99人ですが、全卒業生に占める9.7%の割合は、全国平均より高い数値です。市は実態調査を実施し、正規雇用へつながる在学中からの予防型就労支援を進めるなど、若い世代への働きかけが必要です。