高齢者支援は,バリと大山のつながりで

2014年5月20日 22時36分 | カテゴリー: 活動報告

 WE21ジャパン伊勢原の第11回となる総会が開催され,続いての学習会では高齢者施設「NPO法人一期一会」の理事長である川上道子さんから国際交流を実践する活動のお話を聞きました.川上さんは,インドネシアのバリと伊勢原の大山を,あぶ凧によってつなぐ活動である「NPO法人 たこ凧揚がれ」の理事長でもあります.一見全く異なる分野に見えますが,川上さんの経験から日本の高齢者の課題は,人と人とのつながりを築くことで支える地域社会を育み,解決の可能性があると言います.国際交流も正に,人と人が出会い,関係を育てることで両者の可能性を豊かに発展させることです.川上さんは,あるときバリの僧侶の妻である日本女性と出会い,バリの子どもたちが大山のあぶ凧を作ることになったいきさつを語りましたが,その関係からさらにお互いの国の舞踊を奉納する文化交流が生まれ,日本より生育状況が厳しいバリの子どもたちにとっては,経済状況の解決の可能性ともなる農業支援を実現させるに至りました.バリと大山の子どもたちにまつわる多彩に展開するお話に,耳を傾ける私たちも大いに刺激を受け,参加者からはたくさんの発言がありました.川上さんの体験は,人と人との出会いの先に大きな可能性があることを実感させてくれるものであり,参加者はそれぞれ自分の活動について希望をもって再認識することができました.

 今,日本の政権は,憲法の解釈を変更して,戦争をできる国の道を進もうとしていますが,本当に国益となるかは大いに疑問です.市民にとっては,あらゆる国々と関係を豊かに築き,戦いや破壊を避けることが最も大切であり,力を注ぐべき最重要事項であることを確認しました.