虐待と愛着形成について

2014年1月26日 21時18分 | カテゴリー: 活動報告

1月25日(土) あつぎ診療クリニックの『乳幼児精神科医』である青木豊医師を迎えて,「虐待と愛着形成について」学びました.子どもと主に母親である養育者との間に形成される「愛着」の関係は,基本的信頼感や基本的自己肯定感を育み,「食べる,眠る」などと同等に重要であり,他の動物にも見られることから,生き残りに必要な本来生物に備わったシステムであると言えます.この人格を発達させるために重要な「愛着」の形成に問題がある場合は,その後成人となっても心の発達に大きな影を落とし,生涯ばかりか次世代にまで悪影響を及ぼす,と言われています.愛着形成を阻害する問題とは,虐待であり,早期の発見と支援が必要です.

 児童虐待に関しては,今日頻繁に報道されており,相談件数は,平成12年に児童虐待に関する法律が制定されて以来60倍に増加し,年に6万件が寄せられています.保育や教育現場では,虐待に気づく感性を持つことが求められていますが,専門家による研修や適切な対応のための学習の充実が必要です.