釧路市役所 生活保護自立支援プログラムの取り組み

2014年1月6日 23時24分 | カテゴリー: 活動報告

 

 

暖かい語りかけ

 
 

 

    釧路市の生活保護受給者の特徴は,母子世帯が多く,その割合は全国平均の2倍以上で,増加傾向と言う状況でした.平成16年に「生活保護受給母子世帯自立支援モデル事業」の取り組みのため,福祉事務所が大学との調査研究や支援策を検討するワーキンググループを立ち上げました.保護からの脱却や受給者削減が目的ではなく,社会づくりをめざすと言う,これまでの福祉事務所の認識を大きく変える取り組みでした.生活課題への支援や社会参加を促すプログラムを体験した結果,資格取得や技能研修への意欲が生まれ,途上で子育て支援の実施を追加するなど,母子世帯への対応をきめ細かく行いました.自尊感情を回復した参加者は,「人として,笑顔で元気になる.」変化を見せ,福祉事務所側も受給者に対する認識が変わりました.

 平成18年からは,自立支援プログラムの対象を母子以外に拡大し,24のプログラムで再スタートしました.低迷が続く経済や改善しない雇用状況のなか,生活保護受給者数の推移に大きな改善は現れませんが,釧路市の平成25年11月末の保護率は1‰弱減少しています.また,生活保護受給世帯の稼働率は,全国平均13.9‰や道内平均15.1‰を大きく上回る19.6‰で,平成23年度の扶助費の1人当たりの月額単価は,121,371円で,道内主要8都市の中で最低額となっています(最高額152,044円).