県内初「高効率ごみ焼却施設」は,最新鋭設備

2013年5月15日 23時26分 | カテゴリー: 活動報告

 私たちが生活を営む上で,必ず発生する「ごみ」はどこで,どのように処理されるのでしょうか.伊勢原ネットのメンバーたち総勢5人で,5月13日(月)秦野と伊勢原の市境に新しく建てられたごみ焼却施設「はだのクリーンセンター」を見学しました.

 

 秦野と伊勢原が共同で運営管理するごみ焼却施設「はだのクリーンセンター」は,約95億円の建設費が投入され,平成22年に建設開始,平成25年1月に竣工,稼働が開始しました.この施設の最大の特徴は,ごみを焼却するときに発生する蒸気を利用して発電を行う事です.最大発電能力は3,820kwで,施設内の使用電力をすべてまかなえるほか,余剰分は東京電力に売電する県内初の「高効率ごみ発電施設」なのです.また,ごみピットという溜めておく場所が大容量で,焼却する前に乾燥・撹拌や均質化させるためのクレーンが2基設置され,安全で安定した燃焼管理がされています.煙突から排出されるばいじん,塩化水素,窒素酸化物,硫黄酸化物,水銀,ダイオキシン類などのガス濃度は法令規制値よりはるかに厳しい自主規制値を規準としており,安心な施設であると言えます.その他施設内で使用されるプラント用水は循環利用される仕組みであることや,自然エネルギーの利用や屋上や壁面の緑化など,環境にやさしい取り組みや臭気対策など周辺への配慮も行っています.外観は周囲の自然環境に溶け込み,落ち着いたたたずまいです.建物内部はガラス張りで,ごみを溜めておくピットや処理過程の各設備機器を見学することができます.

 これまで270tのごみ焼却を行ってきた伊勢原清掃工場は耐震化の問題や耐用年数により,その内の90tの焼却施設をあと数年稼働させますが,平成30年以降は,200tの「はだのクリーンセンター」ですべての焼却を行う計画となっています.見学会参加メンバーからは,「ごみがどのようにに処理されるのか無関心ではいけない.」「ごみ焼却施設とは思えない程きれいで臭いもなく,驚きました.」「ごみの分別については,家族中で勉強することが大切だと思います.」などの感想を聞くことができました.私たちは,今後の人口減や少子高齢化などの推移を考慮し,巨額な費用を投入して建設運営されるこの焼却施設を,さらなるごみの分別や減量化を進めて,少しでも長く維持して行くことが将来への責任であると考えさせられました