援農ツアー『いわきオリーブプロジェクト』を訪問しました。

2013年3月31日 20時32分 | カテゴリー: 活動報告

 

 

 

福島県いわき市では、日本の農業の課題に取り組む事を目的に、様々な立場の人たちが集まり、2009年に研究会を発足させていました。現在も増え続けている耕作放棄地を再生利用して活性化させるために、輸入が急増しているオリーブオイルに着目し、いわき市の気候条件に適合していることから、研究を目的とする「いわきオリーブプロジェクト」を立ち上げました。2010年15カ所に500本のオリーブの木を植える試験栽培が始まり、さらに、いわき市の業務委託を受けて畑の整備が進む中、東日本大震災と原発事故に遭遇しました。研究続行が危ぶまれる中、震災から1ヶ月後には、これまでの取り組みを応援するボランティアたちが全国から駆けつけて、放射能対策や植樹の活動が進みました。

 

草むしりと、木を守る?お手伝いをしました。

 3月28日木曜日、エコツアーのリボーン天ぷらバスに乗り込み、WE21ジャパン復興支援チームの「援農ツアー」参加メンバーが、横浜駅を午前7時に出発しました。常磐道の勿来(なこそ)インターを降り10分ほどで、若い農業者木戸さんの農場に到着しました。総勢24人で、除草と、オリーブの木を害虫から守るために「キマモール」という液体の薬を塗る作業を行いました。昼食は勿来中央青果卸売市場で、製品化をめざすオリーブそうめんを試食し、スパゲッティのような新しい食感を堪能しました。

 今回の援農は午前と午後に、1時間半ずつのお手伝いでしたが、果たしてお役にたつものであったのか、参加者皆が「たったこれだけの時間で?」と疑問を感じました。しかし、実際に作物を育てる現場を訪ね、わずかでも作業を手伝うことで、私たちは農業の重要性や、何よりも「ありがたさ」を実感することができました。

 

津波被害の海岸を訪ねました。

 「援農」の後さらに、海岸線に近い地域を訪れましたが、薄磯海岸は津波の被害が最もひどかった場所で、土台だけが残された住宅地跡が広がる風景を前にして、誰もが言葉を失いました。海岸線の道路に沿った長い堤防には、きれいな色のペンキでたくさんの花の絵が描かれていました。いわき市中心街では、日常生活を取り戻していますが、福島第一原発から近いこともあり、津波被害の他にも風評被害などの影響が小さくありません。

 私たちは、被災された人たちをどう支えていったらよいのかが、問われています。