「がれき」という言葉は、ふさわしくない

2011年11月27日 22時13分 | カテゴリー: 活動報告

東日本大震災の現場での支援活動報告会に参加

大震災被災地支援報告会 
国内で観測史上最大のマグニチュード9.0、最大震度7の地震を経験してから、8ヶ月がたちました。被災地の人々には、津波による破壊と、福島第一原発からの放射線被害との戦いが今も続いています。
被災地から遠く離れて住み暮らす私たちの中からも、実際に被災地に行って活動したいと思う人たちが、それぞれの立場で行動を開始しました。伊勢原市からは、直後に消防本部、続いて介護支援専門員や青年会議所が現地に入りました。市内のある企業の中からも支援に行きたいという盛り上がりが自然に起こり、節電対策による休暇を利用して行くことができたそうです。なかには、新聞作りを手伝うという一見新しいボランティアが紹介されました。これは2000年に三宅島の火山噴火によって全島避難をしたことから、地域を結ぶ役目として、住民に密着した情報が大切であり、新聞の紙面編集を手伝ってきた経験を活かしたものです。

現場の支援を体験した中学生の声、その後
中学生や高校生の生徒たちによる報告では、まず仮設住宅を訪問することから始めました。換気扇の掃除や、がれきの中から写真やおもちゃ、生活用品を掘り起こすなど、被災地の人たちの気持ちに寄り添った働きができたそうです。それでも無力感を覚える程の厳しい被災状況を前にして、彼らが悩み考えながら成長していく姿は、報告を聞かせていただいた私たちの方が感動を覚えました。「がれき」という言葉は、被災地の人たちの生活の痕跡が含まれているので、ふさわしくない、という言葉は実体験したからこそわかった洞察力だと思いました。戻ってからも彼らの生活の中で、募金活動や節電、節水に励むなど、変化がうまれたそうです。どのグループの人たちも、もっと助けになりたい、役にたちたい、という気持ちが溢れていました。また「ありがとう。」「感謝します。」という言葉で、疲れも吹き飛ぶとの感想が印象的でした。

支援活動への参加、それをいかに活かすか
ボランティアは、人と人との繋がりを築き、その関係を続けて行くことが重要だそうです。関東地方で暮らす私たちにも、直下型地震や南関東地震が差し迫っている現実があります。今私たちにできる支援を継続することによって、私たち自身も学び、備えることができます。さらに、被災して助けが必要となった場合、より有効的に援助を受け、支援を効果的に使っていくためには、コーディネートの力が役立つという視点が示されました。人を支える行動を通して、学び、振り返って自分たちの備えをする事が、来る災害に備える力となることなのだ、と考えさせられました。