市民のチャレンジが政策提言を動かす

2011年8月29日 00時18分 | カテゴリー: 活動報告

第21期市民社会チャレンジ基金審査結果発表&交流会

8月27日(土)、第21期目のチャレンジ基金の審査発表と交流会が行われ、2団体に証書が授与されました。
NPO法人『食と農のまちづくりネットワーク』は、「食べる」ことを農業の中心に置いて、そのための人の関係や流れを作っています。農業を尊重し、自分たちの食文化を大切にして、継承して行こうとしています。特にその一つである「コラボ食堂」は料理が好きな人たちが、簡単な登録手続きで、得意な料理に腕をふるってシェフの経験をすることができるという新しい試みです。
二つ目のグループは、伊勢原市在住の女性が活動している、『不育症そだってねっと』です。妊娠はするけれど、流産や死産、新生児死亡などを繰り返して子どもを持てない、という辛い体験から「不育症」を周知してもらう活動を続けています。適切な治療を受ければ80%以上の確率で出産の可能性がありますが費用が大きな負担となるため、公的支援を求める働きかけも行っています。
証書授与のあと北沢洋子氏と古田睦美氏の二人の審査委員から「市民社会」についてのメッセージがありました。人類は二度の世界大戦を経験して、紛争による解決を避けるために草の根の市民に脚光が当てられるようになった、という経緯が語られました。共生の道を求める市民こそ、これからの世界を、高い倫理性をもって造って行く主役である事を改めて確認することができました。自分達の生活や文化を大切に思う気持ちを、他者にも認めて問題解決のためには、知恵を出し合って政策提言へつなげて平和を維持し続けたい、という私たちのやり方はやはり普遍的なのです。
この市民チャレンジ基金はしばらく活動を休止して検証に入りますが、私たち市民の日々のチャレンジは休むことなく継続します。